「2週間病院に行ったのに、10分で良くなりましたね。」
今回ご紹介するのは、金沢フルマラソンを目指してトレーニング中に内くるぶしの痛みを発症したM様の施術記録です。鹿児島市でランニング障害の鍼灸をお探しの方の参考になれば幸いです。
来院までの経緯
M様は週30キロ・1回10キロのペースでトレーニングを続けていた本格的なランナーです。10月の金沢フルマラソンに友人と一緒に出場する約束をしており、大会まで残り2ヶ月というタイミングで内くるぶしに痛みが出始めました。
整形外科を受診したところ後脛骨筋の問題と診断され、2週間のリハビリを真面目に続けましたが痛みは「一切変化なし」。「このままではマラソンに出られないかもしれない」という焦りの中、当院を訪れました。
「友人を待たせるわけにもいかない」という思いから、何としても痛みを治したいという切実な気持ちがありました。
来院時の症状
- 内くるぶしの痛み(体重をかけると痛む)
- 足首を横にグラグラ動かすと強い痛みが走る
- たくさん走るとふくらはぎまで痛みが広がる
- 整形外科での2週間のリハビリで改善なし
静止している時はさほど痛くないものの、床に足をつけて体重をかけると痛みが走るという特徴がありました。キロ6分で10キロを走れる基礎体力は十分にあるのに、足の痛みだけが練習を阻んでいる状態でした。
施術内容
後脛骨筋は足の奥深くにある筋肉のため、表面的なアプローチでは届きません。まず実際に痛みが出る動作を確認しながら問題部位を特定し、深部に直接アプローチしていきます。

▲ 足首への施術
当院の運動鍼では、鍼を刺した状態で実際に体重をかけて足首を動かしてもらいます。痛みを引き起こす動作をあえて行うことで、その瞬間に深部の筋肉の緊張を緩めていきます。
運動鍼の様子
運動鍼の様子|鍼が入ったまま足首に体重をかけて動かす
施術中M様は「いつも痛いところの線の上に鍼が刺さっているみたい」と感じながら、「でも元々の痛みは今はしない」とおっしゃっていました。鍼の刺激はあるものの、本来の痛みが消えていくのを実感されていました。
膝・首肩への施術
足首の施術後、右膝の痛みと首肩のコリにもアプローチしました。ランニング時は足首だけでなく膝や全身に負担がかかるため、全体のコリを減らすことが競技復帰への近道です。

▲ 首肩への施術
施術の結果
鍼を抜いた後の動作確認で「痛くない」と即答されたM様。「ちょっと外で走ってみます」と実際に走っていただいたところ「なんか軽く感じる」とのこと。ダッシュしても「痛くない」という結果でした。整形外科で2週間かけても改善しなかった痛みが、わずか10分の施術で消失しました。
「なんでこんなに治るんですか?」とM様。施術後には残った時間で首肩のコリにもアプローチし、大会に向けたトレーニングの再開に向けて万全の状態でお帰りいただきました。
施術での考察
ランニング障害のような「動かすと痛い」症状には、鍼を刺したまま実際に動いてもらう運動鍼が特に有効です。深部の筋肉が実際に動いている状態でアプローチすることで、その場での改善が期待できます。
整形外科でも後脛骨筋の問題と診断されていましたが、静止した状態でのリハビリでは深部への十分なアプローチが難しかったのかもしれません。実際に体重をかけて動かしながら施術することで、問題の筋肉が働いている状態でコリを緩めることができます。
院長自身もマラソン経験者で、「30キロからが本当のスタート」という感覚もよく分かります。M様のようにキロ6分で10キロ走れる基礎体力があれば、痛みさえ取れれば十分に完走を目指せます。今後は無理のないペースで距離を伸ばしていくことをおすすめしました。
大会や試合を控えていてお急ぎの方、リハビリで改善しなかった方もぜひ一度ご相談ください。
※症状の改善には個人差があります。すべての方に同様の効果を保証するものではありません。















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